～微風に舞う花びらのように～

牢獄

哀しみを乗り越えるには

あなたの死は

余りにも哀しすぎた



苦しみを乗り越えるには

あなたの想いは

余りにも重すぎた



愛という　醜い言葉を切り刻んで

恋という　儚い言葉を切り刻んで

バラバラに砕けちった　わたしの欲望



”泣いて　御仕舞いなさい”

砕けちった欲望で　血を流して御覧

少しは　罪は拭われるかしら


　

”あの人の死は　誰が招いた物なのかしら？”


あなたの涙はとても綺麗でした
　

あなたの悲鳴もとても綺麗でした


哀しいくらいに綺麗でした


苦しいほどに愛していました


愛していたから憎んで仕舞いました


あなたの全てが　


あなたの全てが


赦せなかっただけなのです




哀しみを乗り越えるには

あなたの死は

余りにも哀しすぎた



苦しみを乗り越えるには

あなたの想いは

余りにも重すぎた




最後に　あなたの亡骸のうえに散らした

あなたは　土に還って

それを　咲かせているのでしょうか



美しい花




それは　あなたへの愛ゆえに

それは　あなたへの愛ゆえに


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永久という牢獄も

あなたの愛のために耐えて見せよう


わたしの犯した罪は

わたし自身をいつまでも縛りつけるだろう


永久という牢獄も

あなたの愛のために耐えて見せよう

あなたの愛のために耐えて見せよう


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